近年「アート思考」や創造性への関心が高まる一方で、狭義の「アート制作」は制度的な支援や社会的基盤を失いつつあります。芸術大学は専門スキルの訓練に傾き、総合大学では創造的実践に触れる機会が乏しい状況にあります。他方、企業や文化機関の内部には、制度の枠組みに収まりきらない創造実践への渇望が、確かに存在します。
こうした状況の中で、本質的なニーズは二重化していると考えられます。一つは、既存の教育・産業の枠内で必要とされる即戦力的スキルへの対応。もう一つは、その枠組み自体を捉え直し、社会の基盤に新たな視座をもたらす創造的な教育・実践への希求です。
本プロジェクトでは、「芸術(アート)」をその語源である「術(アルス)」に差し戻し、技術の開発や流通ルートの開拓等を含む広義の「制作」を通じて、現状の課題やニーズに応答する人材の育成を目指します。
本プロジェクトにご関心のある方に向けて、今後、関連情報の配信を予定しています。以下のURLよりご登録いただけます。
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